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2024年「縄文春まつり」



新型コロナウイルスが5類に移行して、人々の行動がしっかり普通に戻って初めての「縄文春まつり」になりました。又、加曽利貝塚にとって今年は、E地点・B地点発掘100周年にあたり、祭りの間に記念式典が執り行われました。祭りの最初の2日間の5月3日と4日は主に「縄文工作体験」が開催されたのですが、温かく天候にも恵まれ多くの来園者がありました。北貝塚の中央部にはパラソル付きのテーブルが用意されていて、少し暑くなった昼頃には下の写真の様に多くの人が涼んでいました。それ以外にも、木陰で休んでいる人も多くみられ、中には自分で持ってきたテントで休息する人も。

なぞ解きクイズラリー“加曽利クエスト”の受付が口付近にありましたが、最初に用意した用紙100枚が10時10分にはみんなはけるほど、この日の人出は多く、公園入口と博物館の間には出店があり、加曽利貝塚関連のグループのテントも多く、それぞれお客さんにアピールしていました。又フードトラックには一時行列ができるほど賑わっていました。

なぞ解きクイズラリー“加曽利クエスト“の受付。  ガイドツアー”ふしぎ発見の旅“受付コーナーに

待機しているガイドの会のメンバー。

出張交番での交通安全や詐欺防止   土器の販売コーナー       土偶の販売コーナー

のアピール。

加曽利貝塚友の会の土器圧痕の   フードトラックに並ぶ人びと。    ネパール料理のお店。   

体験会。                   


今年の春まつりでも火おこし体験のリクエストが多く、又博物館からの要請もあり火おこし体験については3日間とも行いました。その結果、体験した人は3日が119人、4日が123人、5日が309人に上りました。5日の“縄文ひろば”では、「ふしぎ発見の旅」の受付は公園の入り口に設け、それ以外のガイドの会の活動(火おこし、火焚き、紙芝居、アクセサリー作り、ブンブンゴマ、年輪パズル、アンギン編み)は復元集落ひろばで行いました。この日も天候に恵まれて大変盛況で、それぞれのコーナーを合わせると1796名にもなりました。終了近くになってもお客さんが途切れることがなく、火おこし体験を希望するお客さんには少し時間をオバーしてリクエストに応える事になりました。無事終わった時にはみんなホットし、少し疲れを感じていました。

ガイドの会のアクセサリーや      木陰で紙芝居。       竪穴住居ついて説明を聞く。

ブンブンゴマ作りコーナー。

家族で火おこし体験。      アクセサリー作り。      アンギン編みに挑戦。

 

5日の11時からは「加曽利貝塚E地点・B地点発掘100周年記念式典」が公園入口の石碑前で執り行われました。式典には多数の千葉市議会議員、自治会連絡協議会及びガイドの会を含む加曽利貝塚に関連して活動している団体の代表も参列しました。最初に挨拶に立った千葉市長が大正13年(1924年)に行はれたE地点・B地点発掘が縄文土器研究の進展に重要な貢献をしたことを指摘し、その意義を述べられました。又、2000年も続いた加曽利貝塚の魅力と価値について訴えると共に、学術研究と楽しく体験学習ができる新博物館を建設する旨をアピールしていました。

この式典でのイベントとして加曽利貝塚でとれた栗の実から育てられた苗木が、桜木小学校と小倉小学校の生徒さんたちによって壇上に持ってこられ、“くり苗木お披露目式”が行はれ、最後に式典参加者の記念撮影が行われました。この苗木は縄文時代の景観復元の一環として史跡公園内に植樹される予定になっている旨のアナウンスがありました。式典は外でオープンな形で行はれ、式典の周りには春祭りに来て立ち止まって見る人も多くおり、公園入口から博物館への通路が塞ぎがちになり、通る人の邪魔にならない様にアナウンスするほど盛況でした。

栗の苗木のお披露目式。         ガイドの会も含めた関連組織代表の記念撮影。

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